インタビューコラム番外編「For JAPAN出演を終えて」

コラム

For JAPAN出演を終えて

M:今回のテーマはFor JAPAN出演を終えて、ということなのですが。

皇:はい。

M:どうでしたか。総評として。

皇:総評としては、やはり出られている企業さんのレベルが非常に高く、皆さん非常に各業界で活躍されている経営者が集まってきているというのがあって、毎回すごく刺激を受けましたね。

M:素晴らしいですね。

皇:出演した回のテーマでいうと、例えば「健康」というテーマでとっても、「経営とは健康である」みたいな感じのタイトルから始まって、「健康」について「体の健康」だったり「心の健康」だったりそういうテーマで話が進んでいくんですけど、それぞれの経営者が「経営にいかに向き合っているか」という観点から話されているというところもあって、出演して自分自身もテーマに沿って発言していく中で自分自身も経営に対する考えだったり、思いが棚卸しをされていくようなところもありましたね。

M:刺激をもらえますね。

皇:そうですね。だから、毎回出演するとすごくモチベーションが上がって帰ってくる、そんな感じでしたね。

M:他の出演者の方って皆さんどんな感じだったんですか。

皇:ビクトリースーツの勝さんは印象的でしたね。一緒に出演させていただいたのですが、華のある方でしたね。あとは、アクセンチュアのときの元同僚というか後輩が出演していたりとか、アクセンチュアで先輩のアーカスジャパンの松原さんとは、親和性の高いビジネス、年齢が近い、趣味が一緒(ラーメン)と共通点も多く、出演以来仲良くさせていただいております。総じて、出演者のどの方もレベル高かったですね。あとは、古舘さんの名司会で、進行していくのでテンポもいいしいろんな人がいろんな考え方持ってらっしゃるんだな、と刺激的でしたね。古舘さんはやっぱりすごかったです。

M:観てて思ったのですが、色んな職種だったり色んな年齢層の経営者の方が出演されていましたね。

皇:そうですね。いろんな世代間や価値観の議論があって面白かったですね。全く価値観の違う経営者の話とか意見をまとめていく古舘さんの名司会がやっぱり神だったな、というところに行き着いちゃいますね。あとは、すぽると以来ファンだったんですが、平井理央さんがめちゃ綺麗でした。

M:めっちゃ綺麗なんですね。

皇:めっちゃ顔小さくて、めっちゃ綺麗でした。

叱るのではなく、然るべき然り方を

M:For Japanの出演回で然るべき然り方(叱り方)というご発言が印象的だったのですが、その話についてもう少しお話を聞けたらと思うのですが。

皇:まずは状況が起きた時にきちんとシチュエーションを理解することが大事ということですね。

M:シチュエーションというのは。

皇:例えば叱る状況が発生した時には必ずアクションが起きているんですよね。例えば、お客さんを怒らせたとか、指示したことをやっていなかったとか、言ってたことと異なるアウトプットを持ってきたとか。実際あったケースなんですけど、お客さんとの打ち合わせまでの期間が一週間あったとして、2日前にいきなり内容を変えられてしまうと私の頭の中も変わってしまうじゃないですか。つまり叱るポイントは「変えるということをなぜ先に言わないのか」ってことですよね。そこに対して、なぜこうなったのかという状況を理解して、自主的に考えたことは素晴らしいことだと評価しつつ、報連相ができていないことは間違っていることであることを伝えますね。

M:つまり、然るべき然り方は起きたことや、状況を因数分解していくという感じでしょうか。

皇:そうです。ただ、僕の考えですけど時に声を荒げることはやむなしと思ってます。

M:前もおっしゃってましたよね。

皇:例えば小さい赤ちゃんが熱湯の入っているものを落とそうとしたら危ないじゃないですか、そういう時は魂に刻まれるレベルまで徹底的に叱らないとまたやってしまうかもしれません。ビジネスでも絶対にやっちゃいけないことってある訳で、それと同じだと思っているんですよ。

M:確かに私も上司にめちゃくちゃ怒られたことは二度とミスしないように気をつけてました。

皇:だからこそ叱り方のオン、オフの切り替えはきちんとしないといけないと思っているんです。周りが怖いと思うこととかは関係ないんですよね。それをしないことで会社が潰れて社員が路頭に迷う方が一番怖いので。リスクを孕むのであれば、しないといけないんですよ。

M:ビジネスですもんね。ビジネスの叱り方こそ、然るべき然り方なのでしょうね。然り方(叱り方)も戦略というべきか。

皇:そうですね。私は孫子の兵法から多くのことを学びましたね。

M:その話、とても興味あります。次回のインタビューのテーマにしたいですね。

皇:ビジネスもある意味では戦なので。過去の叡智から学び、活かすことはとても多いです。

CIMA氏との対談から感じたこと

M:ところで話は変わりますが、For JAPANのYouTube企画で木下さんの友人であり、ポールダンサーのCIMA氏との対談がありましたが、対談を終えてどうですか?

皇:全く違う分野とはいえ、どうすれば昨日より今日、今日より明日を良くできるかと本当に真剣に取り組んでる人から学ぶものは多いですからね。

M:私も撮影に同行させていただいたのですが、非常に刺激を受けました。

皇:人って家族があったり、守るべきものがあったり、状況はそれぞれですけど今の生活を守ることに一生懸命になってしまいがちですよね。でも、人生で一番若いのは今、この瞬間ですからね。今チャレンジしないとダメなんだと、思っているし、彼の人生からも学べますよね。

M:私もチャレンジに対する勇気をもらえる対談だと思いました。

皇:CIMAの面白いな、と思ったところはブレイキンが一番になれるかもしれないけど、その瞬間ではそのイメージがないとしっかり見極めてポールダンスに転向したところなんですよね。一つのことを極めることも大事だけど、駄目だと思ったら違う道を突き詰めて極めることも大事なんだな、と。

M:見極めも大事ってことですよね。

皇:そうですね。もう一つ面白いな、と思うところが彼はポールダンスでイノベーションを起こして、その道で突き抜けているなと感じるところですね。

M:確かにブレイキンの経験をポールダンスに生かされていますもんね。

皇:自分自身にも通じるところがあると思っていて、私がセミナーでよくする話なんですが「パレートの法則(2:8の法則)」で物事を理解するのに2割の工数で、8割の内容を理解することが出来るが、残りの2割を突き詰めるのには4倍の工数がかかると言われてるんですね。逆に言えば、8割理解できているジャンルをいくつ持っているかってことが大事だと私は思っているんですよ。

M:はい。

皇:私自身コンサルタントとして様々な業界に携わってきて、実際に他産業、他業界での常識や理解が全くの別分野でサムシングニューとして活かされたり、掛け合わせでイノベーションが起きたわけです。他の分野を知っているからこそ、できることがあるわけです。

M:過去の経験も無駄にならないということですね。

皇:皆さんに言えることなんですが、今やってることは何も無駄じゃないんですよ。CIMAがブレイキンの経験を活かし、掛け合わせて、ポールダンサーとして突き抜けている姿勢というのは、コンサルタントとしての自分の姿勢にも通じるものがあるなと感じた対談でしたね。

M:皆さんにもYouTubeの対談をぜひご覧になって欲しいですね。

皇:そうですね。

編集後記

孫子の兵法から多くのことを学んだというコーイチさん。​​「将、軍に在りては君命をも受けざるところにあり」という名言のエピソードを聞いたのですが、これは現代にも通じることがたくさん散りばめられているな・・・と思い、原稿を書くのをそっちのけで「孫子の兵法完全版」というサイトを読み耽ってしまったのでした。孫子から学ぶ戦略論?ここら辺のお話は次回のインタビューブログで!乞うご期待です。

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