セミナーを終えての振り返り
M:コーイチさん、セミナーお疲れ様でした。
皇:ありがとうございます。おかげさまで盛況でした。
M:セミナー2時間半の長丁場、立ちっぱなしだったとお伺いしましたが。
皇:でしたね。休憩はありましたが、立ちっぱなしで喋りましたね。
M:セミナーを終えて、いかがでしたか。
皇:過去に企業向けのセミナーとかは何度もやったことがあったのですが、今回は色んなバックグラウンドの方に向けて話すとのことだったので、
伝え方には気をつけましたね。言い回しとか、用語集を作ったりとか。
M:わかりやすさ、がポイントだったんですね。
皇:結果、わかりやすかったとの声もいただけてすごくよかったです。楽しかった、という声をいただけたのが嬉しかったですね。
M:他にどのような声がありましたか。
皇:これは経営者だったら絶対に受けないといけないセミナーですね、という声をいただけたのも嬉しかったですね。
M:それはかなり嬉しいお言葉ですね。
ビジネスは「釣り」に例えるとわかりやすい
皇:ビジネスを始めるとは、ということを釣りに例えたんですけどね。
M:面白いですね。
皇:釣りをするなら大物を狙いたい、例えばマグロですよね。そうすれば大間に行かないといけない、釣り餌もイワシとかちゃんとした餌を用意しないといけない。ターゲット選定とか、ビジネスにすべて置き換えることができるんですよね。
M:確かに。
皇:釣りに置き換えるとシンプルに実行できることが、ビジネスだったらできていないことが多いんですよね。実際は、事業を始めて稼ぎたいという漠然なビジョンで、ターゲットが不明瞭だったり、知り合いからの紹介を期待してたり、Facebookを再開したものの昔ガラケーで撮ったプロフィール写真をそのままにしてるとか・・・。
M:あるあるですね。
皇:そうなんですよ。別に釣りみたいな単純なことだったらできてるのに、ビジネスになると稼ぎたいのに稼ぐためのアクションが途端にできてないんですよね。
ガラケーで撮った昔のプロフィール写真をそのままにしてたら、マグロを釣れないわけですよ。1億の商談をしたいのに、ガラケーの古い写真の経営者とは商談をしたくないじゃないですか。
M:説得力がないですもんね。それじゃマグロは釣れないですもんね・・・。
皇:あとは市場の選定における例え話ですけど、鯛を釣りたいのにニジマスしかいないところで釣りをしている人が結構いるわけですよ。
M:ビジネスに置き換えると、そういうことをしちゃっている人が多いんですね。
皇:そうなんですよ。コンサルにおいても同じことが言えるんですけどね、コンサル代の数百万が払えないのであれば、数億の利益は見込めないわけですよね。マグロを釣りたいなら、餌代やら釣り具とかに先行投資するじゃないですか。
M:大きい魚を釣るためには、先行投資が必要。至ってシンプルですが、その通りですね。
皇:そうです。大企業でよく言われる、新規事業が決定的に失敗する会社の標語があるんですけどね。それが「小さく産んで大きく育てる」という謎の標語なんですが、これは絶対に失敗しますね(笑)。
M:それは謎ですね(笑)。
皇:少ない投資で大きいリターンを得るなんて、都合が良すぎるじゃないですか。
M:確かに。
皇:そこに大きな魚がいるなら、社運をかけてお金をかけるべきなんですよね。
釣りに例えると、ビジネスってすごくシンプルなんですよ。
M:勉強になります。なんか個人的にセミナー受けてしまってるみたいになってて、セミナー参加者の方には申し訳ないです。
皇:今回の参加者は8割くらいが経営者の方だったのですが、かなり前のめりに、意識高くセミナーを聞いて下さったのも、セミナーの手応えとしてよかったですね。
「戦略とは捨てること、集中すること」
M:参加された方へのフィードバック的なアドバイスはありますでしょうか?
皇:セミナーの冒頭で「戦略とは捨てること、集中すること」って伝えたんですが、ベンチャーとかだったら集中戦略しかないわけですよ。大手に勝てるわけがないので。
普通に何かビジネスを始めようと思ったら、大手には勝てないわけですよ。
「捨てること、集中すること」が今回もっとも伝えたかったテーマですよね。
M:捨てること、集中すること、ですか。
皇:よくあるのがこれから高齢化社会だから高齢者向けで、でもやっぱり新婚の若年層も取り入れたい、となって尖ってたサービスや商品が、他の大手企業の商品やサービスと変わらないな・・・ってものが出来上がってしまうわけですよ。商品やサービスに集中すること、ターゲット選定に集中すること、機動力を持って集中することが大事なんですよ。
なので、「捨てること、集中すること」を重視してビジネスに取り組んで欲しいですね。
M:ありがとうございました。
セミナーに参加された方の声
「戦略をケースに当てはめて説明して下さって、とてもわかりやすく、理解に繋げられました。」
「中小企業向けの事例があれば、また次も参加したい。」
「捨てること、早く取り組む事をやっていこうと思えるセミナーだった。」
「経営を考える上での、考え方の基本を知ることができた機会となった。」
「自分の戦略を見直せる機会となった。」
皇家之廊下に参加されたみなさま、改めてお疲れ様でした。
また、ご参加いただき誠にありがとうございました。
次回のセミナーに乞うご期待です!
編集後記
セミナーではナポレオンの話なども交えて戦略について話されたそうで、次回は私も実際に参加したいな、と思いました。経営者だけでなく、ビジネスに関わるすべての人に有益なセミナーだとインタビューをしていて強く感じました。最後に、コーイチさんの好きな論語の言葉「過ちて改めざるこれを過ちと言う(間違う事が悪いのではない、それを反省して改めないことが間違いだ)。」という人間の叡智ともいうべき言葉で〆させていただきます!
番外編、セミナー後記でした。
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